ジャワ島の詩情

前回の続きで、戦時中のスラバヤ風俗を久生十蘭の日記から紹介いたします。

素人のいる華僑ホテルに味をしめた十蘭。

後日、事情通の佐藤君を介さずに再訪しますが・・・

インドネシアの寺院

◎鬼?のいぬ間に

ランチタイムでワインの栓を抜き、昼寝。

その夜、越智君をそそのかし、一緒に例の華僑ホテルに。

佐藤君の秘窟を荒そうかと。

 

どうにかホテルを見つけ意気揚々と乗り込むが、スタッフに話しても一向にラチがあかない。

どうやら此処に娘が待機しているのではなく、佐藤君が何処からか調達したようだ。

なるほど、とは思ったが、このままではおさまらない。

外へ出たら、そこにいたローカルが「向かいにもありますよ」と言う。

行ってみると「海軍軍属慰安所」という看板。

ドアを開くと薄暗くて広いロビーが。

 ちょっとタイプの若い中国娘が出てきて、「今日は休みだから、別の日に来てくれ」と言われる。

彼女曰く、此処にはキレイな中国娘が10名ほどいる、と。

これは後日、ぜひとも再訪しなければ。

 

◎その8日後

(中略)

「面白い場所に案内しろ」とベチャに乗り込み、川沿いの貧民窟のような一角に到着。ボロ家にいる女を「どうでしょう?」と。

断ると、ベチャはまた別の、汚い家並みの場所に。

2,3軒覗いたが話にならない。腹が立ってきて、ベチャを追い返す。

で、別のベチャで例の「慰安所」に向かうことに。

ジャワ島のベチャ

ひとつずつ部屋を覗いてみたが、特に好みの娘はいなくて、期待ハズレもいいところ。

すると、ちょうど先客を帰すところの娘が。

ちょっとソソるので、今夜は此処に泊まることにする。

 

◎戦果

部屋に入ると、容貌は満更でもない。

チャイナか?と訊くとインドネシアだと。

娘を連れてシャワーに行く。

彼女、カタコトの日本語ができて、とても陽気になって、うるさくせがむのに閉口。

「絶対に大丈夫だからゴムは要らない」という。

それならまぁいいか、と裸になる。

シャワーに行くのが面倒なので、一度は装着したが結局ゴムをむしり取る。シャワーに行き、納得するまで洗う。

インドネシア料理サテ

◎余韻

 レモネードを飲んで寝ようとしたが眠れず、サテ(串焼き)の呼び声がしたので、娘と一緒に外へ。

玄関のテラスに腰かけて、サテを焼かせる。

娘はあれこれと世話をやいてくれる。裾の開いた服をヒラヒラさせて、娘は呑気に歩いたりしゃがんだりする。

もう3時頃か、空に浮かぶ月を見ながら2人でサテを食べる。

のどかで、詩情を感じる。

ジャワに来て初めて、ほのかな気持ちになる。

 

◎管理人の感想

言葉が通じなくても、尾根遺産の振舞いから気持ちが通じたような気がしたのでしょうね。

今の時代でも、会話ができなくても、ただ店で「放出する」だけではなくて、尾根遺産と一緒に飯を食ったり、買い物したり。そういう「ふれあい」を大事にされる方々、いらっしゃいますよね。

異国の星空を見上げながら、尾根遺産とサテをつまむ。

私もそういうシチュエーション、憧れます。


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